水道専門用語収録リスト:糸目地・移動限界水深・異形管接続方式

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収録用語一覧

糸目地
「糸目地」は、コンクリート舗装などの施工において用いられる特に細い目地を指す言葉です。これは、コンクリートや舗装の表面に刻んだ、狭い間隔で入れられる線状の目地を指します。
糸目地の目的はいくつかあります。

●割れの防止; コンクリートや舗装は自然に収縮や膨張する性質があり、温度変化や荷重などが影響を与えます。糸目地を設けることで、これらの応力を一定の間隔でコントロールし、割れを防止します。
●耐久性の向上; 糸目地が割れの形成を防ぐため、舗装やコンクリートの耐久性が向上します。適切な間隔で糸目地を設けることで、長期間にわたり安定した状態を維持できます。
●視覚的効果; 糸目地は視覚的な効果をもたらし、デザインや外観を美しく見せる役割を果たします。特に細かくて均一な目地が整然とした外観を提供します。

糸目地は機械的な手法や道具を使用して作成され、舗装やコンクリートの施工工程で設置されます。目地の幅や深さ、間隔はプロジェクトの要件や環境条件に応じて決定されます。
なお、具体的な設計や施工の際には、地域の規格や専門家のアドバイスを遵守することが重要です。



移動限界水深
移動限界水深は、水流中の砂や堆積物の移動が始まる特定の水深を指します。特に、漂砂(砂や砂利などの堆積物が水流中で浮遊する状態)に関連して、これが重要な概念となります。
砂や砂利などの堆積物は、水流によって運ばれることがあります。この運搬が起こるためには、水深が一定の限界を超えなければなりません。この限界を移動限界水深といいます。
具体的には、水流の速さや水深が一定の値を超えると、砂や砂利が水流に浮遊し、運搬が始まります。これが移動限界水深です。移動限界水深を超えると、砂や砂利が水底から持ち上がって浮遊し、流れによって運ばれます。
移動限界水深は、河川や水路の設計や管理、河川改修、防災対策などにおいて重要な要素となります。適切な移動限界水深を考慮することで、水流中の漂砂の制御や堆積物の適切な取り扱いが可能になり、水路の安定性や効率を向上させることができます。



異形管接続方式
異形管(いぎょうかん)接続方式は、通常の円形ではなく、特殊な形状や断面を持つ管同士を接続する方法を指します。これは、一般的な管接続方法とは異なる特殊な状況や要件に対応するために用いられます。以下にいくつかの異形管接続方式を紹介します。

●フランジ接続
フランジは異形管同士を接続する際に使われる一般的な方法で、円形以外の異形管にも適用可能です。フランジ同士をボルトやナットで締めて接続します。
●スリーブ接続
スリーブは、異形管同士を内側から被せて接続する方法で、異形の断面形状に合わせて設計されます。スリーブの内部が異形管の形状に適合しているため、しっかりとした接続が可能です。
●溶接接続
異形管同士を溶接して接続する方法もあります。異形の断面形状に合わせて、溶接方法や溶接箇所が適切に選定されます。
●専用の継手や接続部品
異形管に特化した継手や接続部品が設計・製造されており、これらを利用して異形管同士を接続します。

異形管接続方式は、異形の形状や断面を持つ管同士を適切に接続するために、その形状や特性に合わせて設計されます。選択される接続方式は、異形管の形状や使用される環境、耐圧・耐熱などの要件に応じて選定されます。また、異形管接続方式は、特定の産業や用途によって異なるため、具体的な用途や要件に応じて適切な接続方式が選ばれます。



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