水道専門用語収録リスト:矢板工法

さいたま水道

収録用語一覧

矢板工法
矢板工法(やいたこうほう)は、地盤改良工法のひとつであり特に地盤の安定性を確保するために使用される技術です。この工法は、建設現場や土木工事、特に水道工事などで利用されます。以下で矢板工法について詳しく説明します。
概要
・矢板工法は、地盤改良技術のひとつで地下構造物や建物の基礎を支えるため地盤の強化や安定化を目的としています。
・通常は鉄筋コンクリート製の矢板(やいた)を地中に打設し地盤の強度を向上させることが主な目的です。
矢板(やいた)
・矢板は、コンクリート製の長方形や正方形の柱状の構造物で地中に設置されます。
・これらの矢板が地盤に取り付けられ、地盤の強度を増し建物の基礎を支える役割を果たします。
工法の流れ
・掘削: 地盤を掘削して矢板を設置する場所を準備します。
・矢板の打設: 掘削した穴に矢板を設置します。矢板は地盤に固定されるため地盤の強化が行われます。
・コンクリート充填 矢板を設置した穴にコンクリートを充填し矢板を固定します。このコンクリート充填によって地盤と矢板が結合され安定性が高まります。
利点
・地盤の強化: 矢板工法によって、地盤の強度が向上し建物の基礎や地下構造物の安定性が確保されます。
・施工効率: 標準化された矢板を使用するため施工が効率的に進められます。
適用範囲
・矢板工法は、特に地盤の軟弱な地域や建物の基礎が不安定な地域で有効です。
・沈下防止、橋梁の基礎、建物の基礎など多くの用途で利用されます。

矢板工法は、地盤改良技術の一環として安定した構造物を確保するために広く利用されています。現場の状況や目的に応じて適切な矢板工法が選択され、施工されます。

水道工事における矢板工法について
矢板工法は水道工事において掘削作業の安全性を確保するために用いられる方法であり主に地下水の流入を防ぎながら土砂の崩壊を抑制する役割を果たす。鋼矢板や木矢板を地中に打ち込み、周囲の地盤を支持することで作業空間を安定させることができる。水道管の埋設や補修工事では、掘削深度や土質に応じて適切な矢板を選定し施工方法を決定する必要がある。地下水位が高い現場では止水性の高い鋼矢板が用いられることが多く土質が比較的安定している場合は簡易な木矢板で対応することも可能である。掘削後は支保工を併用し周囲の圧力に耐えられる構造とすることで施工中の安全性を向上させる。矢板工法は一時的な掘削の保護だけでなく地盤の変位を抑える役割も担い周囲の建物や道路への影響を最小限に抑える効果がある。工事完了後には矢板を撤去することが一般的だが状況によっては残置することで地盤の安定性を維持する場合もある。矢板の打設や引き抜きには振動や騒音が発生するため周辺環境への影響を考慮しながら施工計画を立てることが求められる。都市部の水道工事では地下埋設物の影響を受けやすく矢板の配置や施工手順を慎重に検討する必要がある。近年は騒音や振動を抑えた圧入工法も採用され、環境負荷の低減が図られている。矢板工法は水道工事において欠かせない技術のひとつであり地盤条件や施工環境に応じた適切な方法を選択することが重要である。



水道の総合サポート受付
copyright©2019 さいたま水道 all rights reserved.