現場状況
埼玉県内で修理依頼が御座いました、以下が状況となります。
【不具合箇所】 水道設備(排水)
【作業前の様子】 老朽化して破損してしまった排水配管の交換をしてほしい
施工状況
店舗のオーナー様からご相談の電話がありました。お話をお聞きしたところ店舗の壁に沿って配管されている排水配管が「せんべい」みたいに割れてしまって排水をすると水漏れするとのことでテープを巻いて応急で使っていたけど、それでも漏れてくるので新型コロナウイルス感染症のことも考えると修理をしておかないと大変なことになるのではと考え割れている部分だけの交換をしてくれるか問合せをされたとのことでした。
現場にお伺いをして状況確認を行ったところ、せんべいみたいにパリパリと割れてくるような経年劣化が見受けられ交換が必要と判定しました。お客様とご相談をして、どの部分をどれだけの日数で交換してくれるか調べてほしいということで詳しく調査することになりました。
調査完了後、お見積りを提出して承諾をしていただき施工することになりました。
むき出しになっている部分だけの排水配管の交換作業ということで1日で工事が完了することをお伝えしたところ翌日の朝から作業をしてほしいということで承諾を頂きました。
露出している部分の排水配管を撤去する前に地中に埋設されてある一部分の排水配管を掘削士取り出し、固定されている金具を撤去するまで排水ができるようにしておきました。
交換作業は、それほど時間がかからなかったのですが配管のつなぎ目部分の接着をするための時間がどうしても必要となります。その間は一切の排水を止めてもらうことにしました。
通常通りの施工で切り回し施工が完了し排水配管を交換することができました。作業完了後、排水の通水テストをしていただき水漏れすることもなく施工完了となりました。
直射日光があたる水道配管の経年劣化をする速度が通常と比較して早くなる傾向があります。このような場合、経年劣化の末期としての状態が「せんべい」みたいにパリパリと割れてくることがありますので、その時には、水道配管の交換が必要となってきます。
マンションで共有菅が破損したら
マンションで共有している排水管が破損した場合は、管理組合や管理会社に連絡し、修理を依頼することが必要です。共有菅の修理は、専門の業者に依頼することが一般的です。修理の費用は、管理費などから賄われることが多いため、管理組合や管理会社に相談してください。ただし、共用菅の破損が自分の使用によるものである場合、修理費用を負担することがあるため、修理前に確認することをおすすめします。
費用負担
マンションで共有の配管や設備が故障や破損した場合、修理費用は一般的に全戸共同で負担することになっています。具体的には、管理規約やマンションの組合規約などで定められた方法に基づき、修理費用を算出し、各戸に負担割合を通知します。通常、負担割合は戸数に応じて分担されるため、戸数が多いほど負担割合は少なくなります。ただし、修理が必要となった原因が、個人の使用上の問題や故意または過失によるものである場合、その費用は当該戸の負担となることがあります。
経年劣化が見られるマンションの排水配管の詰まり
マンションの排水配管が経年劣化により詰まる場合、以下のような要因が考えられます。
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スケールや堆積物の蓄積
長年の使用により、排水配管内にはスケールや堆積物が蓄積される場合があります。これにより、水の流れが阻害され、詰まりが発生する可能性があります。
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錆びや腐食
排水配管が経年劣化し、錆びたり腐食したりすると、配管内部の表面が粗くなり、詰まりの原因となることがあります。
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管内の変形や破損
長期間の使用や外部の圧力などにより、排水配管が変形したり破損したりする場合があります。変形や破損によって、水の流れが妨げられ、詰まりが発生する可能性があります。
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不適切な使用方法
住民が不適切な物質や大量のゴミを排水に流す場合、配管が詰まる原因となることがあります。例えば、油脂やゴミ、食物の残渣などを排水に流すと、配管内部に付着し、詰まりの原因となることがあります。
経年劣化による排水配管の詰まりは、マンション全体で起こる問題である場合もあります。このような場合、管理組合や管理会社が専門の業者に依頼し、配管の点検や清掃、必要に応じて修理や交換を行う必要があります。また、住民も適切な使用方法を守ることで、詰まりのリスクを減らすことができます。
定期的な点検やメンテナンスを行い、必要に応じて専門の業者に依頼することで、経年劣化による排水配管の詰まりを予防し、マンションの排水システムの健全性を保つことが重要です。