水道専門用語収録リスト:饅頭

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饅頭(まんじゅう)
建築工事において鉄骨柱の高さ調節や基礎コンクリートとの間に設置する、特定の形状をしたモルタルのことを指します。
以下で、この建築工事における「饅頭」としての意味と使われ方について詳しく説明します。

●目的:
鉄骨柱などの建築物の基礎コンクリートとの接合部分や高さ調節部分に敷く、モルタル状の材料です。目的は、鉄骨柱の高さを調節し、適切な位置に設置することで、建物の構造や安定性を確保することです。
●形状:」
その名の通り、饅頭のような丸い形状をしています。これは、底面が平らで上面が丸く盛り上がった構造を持ち、鉄骨柱の底面に合わせることが一般的です。
●材料:
通常はモルタルを使用して作られます。モルタルはセメント、砂、水などを混ぜた材料であり、コンクリートの一部でもあります。
●使用方法:
基礎コンクリートの上に鉄骨柱を据える際、その間に「饅頭」を敷きます。これにより、鉄骨柱の高さを調節し、基礎との適切な接合を実現します。また、鉄骨柱の負荷を適切に分散させる役割も担います。
」は、建築工事において鉄骨構造の建物や施設を建てる際に重要な役割を果たす部材であり、安定した構造を持つ建物を築くために欠かせないものとなっています。

水道工事で言う饅頭の役割
水道工事において「饅頭」と呼ばれる部材は、主に地中に埋設されたバルブや仕切弁、消火栓などの上部を保護しつつ位置の確認や点検作業を容易にするために設置される鋳鉄製またはコンクリート製の蓋付き筒状構造物であり、その役割は単なる保護にとどまらず地表と地下設備との接点としての機能を持ち、車両や歩行者の通行による荷重から設備を守りつつ、工事や点検時には容易に取り外してバルブハンドルや操作軸にアクセスできる構造となっており、特に都市部や交通量の多い道路下に設置される場合には耐荷重性や耐久性が求められるため頑丈な材質と設計が採用されることが多い。また、外観が和菓子の饅頭に似ていることからその名が付けられたとも言われており設計段階では地盤の沈下や舗装の劣化を見越して高さの調整が必要となるほか、施工時には正確な位置取りと周囲の埋設物との干渉を避けるための慎重な作業が求められ、さらに維持管理においては土砂の侵入や内部の腐食を防ぐための定期的な点検と清掃が必要とされるなど、水道インフラの安定運用を支えるうえで極めて重要な役割を果たしている。



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