水道専門用語収録リスト:用心鉄筋・呼び強度

さいたま水道

収録用語一覧

用心鉄筋
「用心鉄筋」は、主に建築や土木工事、特にコンクリート構造物の補強や強化に使用される鉄筋の一種です。以下で詳しく説明します。
概要
用心鉄筋は、既存のコンクリート構造物や建物の補強や修復、改修工事において強度や耐震性を向上させるために追加される鉄筋材料です。
通常、既存のコンクリートに穴を開け、そこに鉄筋を取り付け、それを新たに打設するコンクリートで覆って固定します。
用途
主に、古い建物や構造物の補強や改修工事に使用されます。例えば、耐震性を向上させるため補強が必要な柱、梁、壁などに用心鉄筋が取り付けられます。
特徴
a.補強; 用心鉄筋は、既存のコンクリート構造物に追加され、その強度を向上させる役割を果たします。
b.耐震性向上; 主に地震時に建物の耐震性を高めるために使用されます。地震に対する構造物の性能を向上させるのに役立ちます。
取り付け方法
a.用心鉄筋の取り付けは、コンクリートに穴を開け、その穴に鉄筋を配置します。次に新たなコンクリートを流し込み、固定します。
b.用心鉄筋の配置や取り付け方法は、プロの建築家や構造工学者によって計画され設計される必要があります。
規格
用心鉄筋の規格や設計は、国や地域によって異なる場合があります。建築基準や耐震設計規定に基づいて計画・施工されます。

用心鉄筋は、古い建物や構造物を現代の安全基準に合致させるために重要な役割を果たします。これは、耐震性の向上や建物の長寿命化など建築物の耐久性と安全性の確保に寄与します。



呼び強度
"呼び強度"は、コンクリートの強度を表す言葉であり具体的にはレディミクストコンクリートの場合の強度を指します。レディミクストコンクリートは、事前に製造されているコンクリートの一種で、現場で適切な水を加え、混ぜるだけで使用できる準備が整った状態のコンクリートです。
以下で、呼び強度とレディミクストコンクリートについて詳しく説明します。
呼び強度
呼び強度は、コンクリートの設計強度を表すもので一般的にはメガパスカル(MPa)単位で表されます。
たとえば、呼び強度が20MPaの場合、そのコンクリートは設計強度が20MPaであると呼ばれます。
レディミクストコンクリート
・レディミクストコンクリートは、事前に工場で生産され工事現場に運ばれてきたときには既に適切な配合で混合された状態のコンクリートです。
・現場で水を加え、混ぜるだけで使用できるため、施工の効率が高く品質の一定化が図られます。
JIS分類上の呼称
・日本工業規格(JIS)において、コンクリートの強度や性質に関する基準や規格が定められています。
・レディミクストコンクリートの場合、JISでは呼び強度が規定されておりそれに基づいて製造・管理されます。

呼び強度は、コンクリートの品質や性能を表す重要な指標であり建築や土木工事において適切な強度のコンクリートを選定する際に参考にされます。



水道の総合サポート受付
copyright©2019 さいたま水道 all rights reserved.