水道修理に必要な工具・材料と作業時の注意点

さいたま水道

水道修理のあらまし

1. 水道修理の概要
水道修理とは、住宅や施設の給排水設備に発生した不具合を診断し適切な修理や交換を行う作業を指す。水道設備は、給水管・排水管・止水栓・バルブ・蛇口・トラップ・排水桝など複数の部品で構成されており、これらのいずれかが故障・劣化すると、水漏れ・詰まり・水圧低下などの問題が発生する。修理作業には、配管の一部交換、シール材の塗布、継手の締め直し、内部部品の交換、高圧洗浄による異物除去などが含まれる。
水道修理は、被害の進行を防ぐために迅速な対応が求められる。特に給水設備の漏水は、水道料金の増加や建物の水害につながるため、早急に対処する必要がある。一方で排水設備のトラブルは、悪臭や衛生面の問題を引き起こすため、原因を正確に特定し適切な修理を施すことが重要である。
2. 水道修理の主な種類
水道修理は発生するトラブルの種類に応じて異なる方法が採用される。代表的なものとして以下の修理作業が挙げられる。
(1) 水漏れ修理
水漏れは、配管の接合部・バルブ・蛇口・給水管の亀裂などから発生する。一般的な修理方法は以下の通りである。
・パッキン交換: 蛇口や止水栓の内部にあるパッキンが経年劣化すると水が漏れる。これを新しいものに交換することで止水できる。
・ナットの締め直し: 接合部のナットが緩むと隙間から水が漏れるため適切なトルクで締め直すことで修理する。
・シール材の塗布: 配管のねじ部にシールテープや液状シール材を使用し密閉性を向上させる。
・配管の部分交換: 亀裂や腐食が進んだ配管は、一部をカットして新しい管を接続することで修理する。
(2) 詰まり修理
排水管の詰まりは、異物の蓄積や油脂・石鹸カスの固着、異常な管勾配などが原因で発生する。主な対処方法は以下の通り。
・ラバーカップ(スッポン)の使用: 軽度の詰まりには、圧力をかけることで異物を押し流す。
・ワイヤー式通管工具の使用: 長いワイヤーを排水管に挿入し回転させながら異物を砕く。
・高圧洗浄機による清掃: 管内の付着物を高圧水流で除去し完全に詰まりを解消する。
・薬剤の投入: 油脂や石鹸カスを溶解する専用の薬剤を投入し化学的に詰まりを解消する。
(3) 水圧異常の修理
水圧が低下する原因として、給水管の劣化・バルブの閉塞・給水ポンプの不具合などが考えられ修理方法は以下の通り。
・止水バルブの開度調整: 止水バルブが半開状態になっている場合、完全に開けることで水圧を回復させる。
・フィルター清掃: 給水栓のフィルターやストレーナーに異物が詰まると水の流れが悪くなるため、清掃を行う。
・配管の交換: 内部が錆やスケールで詰まっている場合、新しい配管に交換することで水圧を改善する。
・加圧ポンプの設置: 高層階などで水圧が不足する場合、ブースターポンプを設置して給水圧を増強する。
(4) 給湯設備の修理
給湯器や温水配管のトラブルも水道修理の一部であり、以下のような対応が必要となる。
・給湯器のエラーリセット: 電子制御式の給湯器は、エラーが発生すると動作を停止するためメーカー指定の方法でリセットを行う。
・バーナーの清掃: ガス給湯器のバーナーが汚れると着火不良や火力不足が発生するため分解清掃を行う。
・減圧弁・逃し弁の点検: 温水配管内の圧力が異常に高まると安全装置が作動して水が出なくなるため、これらの弁を点検し必要に応じて交換する。
3. 修理に使用する工具・材料
水道修理には専門的な工具や材料が必要である。主なものを以下に示す。
・モンキーレンチ・パイプレンチ: ナットの締め付けや配管の固定に使用。
・シールテープ・シール材: ねじ部の密閉を強化するために使用。
・ラバーカップ・ワイヤー式通管工具: 詰まりの解消に使用。
・圧力計・流量計: 水圧や流量を測定し異常を特定するために使用。
・銅管・塩ビ管・ポリ管: 配管の交換時に使用する管材。
4. 水道修理の注意点
水道修理を行う際には、いくつかの注意点がある。
・止水作業の徹底: 作業中に水が噴出しないよう、必ず止水栓を閉める。
・適切な部材の選定: 配管の材質や規格を間違えると、早期の劣化や破損につながるため、慎重に選定する。
・法令遵守: 水道工事には自治体の基準があり、無資格での作業が禁止されている場合もある。必要に応じて専門業者に依頼する。
5. まとめ
水道修理は多岐にわたり、漏水・詰まり・水圧低下・給湯設備の不具合などさまざまな問題に対応する必要がある。適切な修理方法を選択し正しい手順で作業を行うことで水道設備のトラブルを解消し、快適な水環境を維持できる。



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